人生で一番大事な最初の1000日の食事 おすすめ育児本②
今回は私が持っている育児本の紹介です。
“人生で一番大事な最初の1000日の食事”についてご紹介します。
妊娠したことがわかった後、本屋さんで発見し購入しました。
最初の1000日の経験が人生のなかで将来の健康と幸福に大きく影響するといわれています。
本書は、科学的根拠やデータを基に書かれた赤ちゃんの食に関する完全BOOKとなっています。
人生で一番大事な最初の1000日の食事について
妊娠期(胎児期)から授乳期、離乳期、幼児期前半の2歳半まで、つまり最初の人生の1000日間に必要な「栄養」と授乳を含めた「食」、そしてその「与え方」について、「生涯続く健康的な食習慣を子どもに身につけてもらうこと」を中心テーマに書かれたイギリスの本です。
日本とイギリスでの食環境や食生活等において違いもあるため、「監修者より」という注釈を入れることで、日本での一般的な基準を示しながら書かれています。
本の構成
導入で、最初の1000日で一生の食べ方が決まる理由などが示されています。
パート1で、妊娠中の食事について、
パート2で、おっぱいやミルクの授乳期(0ヶ月〜)について、
パート3で、離乳期(5、6ヶ月〜)について、
パート4で、幼児期(1歳〜)について書かれています。
本書の特徴・本書の良い点
過去最大規模の研究を基にしている
数多くの研究データを基に書かれており、科学的に裏付けされています。
読みたいところから読める
はじめから順にすべて読む必要はなく、妊娠期、授乳期、離乳期、幼児期ごとに章立てされているため、必要なパートごとに読むことができます。
また、各パートには何をどれだけ食べさせるか、どのように食べさせるかがわかりやすく具体的に示されています。
どのようすればいいか明記されている
本書では、「何を与えるか」だけではなく、「いつ、どのように与えるか」が書かれています。
本書のピックアップ
私が本書を読んで印象に残ったことや伝えたいことを私なりに解釈し、一部ピックアップしました。
赤ちゃんに食べさせたいものは妊娠中に食べる
妊娠中にママが食べたものの味と匂いが羊水に伝わるため、妊娠中に野菜を多く食べるなどの健康的な食生活を送れば、赤ちゃんもそうした食べ物を受け入れて好きになる可能性があるそうです。
何を与えるかも大事だが、どのように与えるかも大事
食欲や好き嫌いには遺伝子が一部関係するため、食べ物の与え方で食欲の調整や、好き嫌いのリセットができるそうです。
具体的には、子どもが欲しがった時に必要な量を与えること(反応型)や、離乳期に苦みのある野菜から与えるなどの工夫を行うことです。
食べ物を使って、子どもの感情や行動をコントロールしてはいけない
機嫌が悪いときなどに食べ物を使ってなだめたりすると、将来、自分の感情をコントロールするために食べ物に依存するようになるそうです。
終わりに
今回ご紹介した内容はこの本に書かれているごく一部だけです。
私はこの本と妊娠初期の早い段階から出会えて良かったです。
妊娠中から幼児期までの食に関することが科学的根拠を基に、体系立てて書かれているためわかりやすく、信頼できると思いました。
子どもの食事は親が準備し与えるものだから、この本を読んで得た知識は子どもの将来に大きく影響します。
知っているのと知らないのでは雲泥の差です。
すべて本に書かれていることを実行するのは難しいですが、できる範囲で実行して行きたいと思います。
みなさんもぜひ“人生で一番大事な最初の1000日の食事”を読んでみてください。